会社の看板を外す

会社の看板を外す。

 

事実上終身雇用制度の日本。

 

単にパフォーマンスが悪いからと言って、解雇されることは少なく、営利を求める会社においても、適当に座っているだけでも月数十万円を稼ぎ出すことができる日本の会社であると思う。

 

その代わりと言ってはなんだが、給料は生涯を通して、劇的には上がって行かないし(大抵の会社の場合)ボーナスだって、多少の差がつくとはいえ、差と言えるほどの額ではない。

 

こうして、日本の会社と言うのは、仕事をしない人にとってはとても居心地のいいものなのかもしれない。

 

また、以前に比べれば転職することに抵抗感のない世の中になっており、会社の中にも転職者が活躍していることも増えて来た。ただ、それでもプロパーと言われる、純潔社員が重宝される傾向は強いし、転職後に成功する人もそこまで多くはないのではないか?そのような状態では転職をすること自体に冒険性があることは言うまでもない。

 

言い換えると、自分は会社の看板を外した時に、自分という商品価値はなんなのだろうか?目に見える資格や手に職があれば別であるが、サラリーマン社会の中で、特にゼネラリストとして経験を積んで来た自分としては、この会社の看板が外れた時に何が残るのか不安が大きい。まだ20代であれば、若さが価値と言えたかもしれないが、今となってはその若さもない。

 

PC1台で多少なりとも、お金を稼ぎ出すことができるのであれば、ある意味、会社の看板は関係ないわけなので、そのような力をつけることが重要であり、一朝一夕でなくてもいい、継続の中で培うことを実践して行きたい。